英語学習のその先は!?
みなさんこんばんは!今週も「瞬間英作文アプリ An Instant Reply」で英語脳を鍛えてくださいね!
さて本日は英語学習のTIPSではなく、その先の事に関して考えてみたいと思います。
ぜひお時間がある時に読んでくださいね。
近年、日本人と英語との関係が急速な勢いで変わっているような気がします。
東京オリンピックを控え、英語が使えるボランティア不足を心配する声が聞こえたりもしていますが、一方で多くの企業が社員に一定以上の英語力を求め始め、英語が使える事が当たり前の社会になって来ています。
ネットの普及もあり、世界と繋がる事がとても簡単になってきましたよね。
FacebookやTwitterをやっている方は、結構な頻度で英語のコンテンツや海外の動画などがタイムラインに流れるのを目にするのではないでしょうか。
少し考えてみるとほんの十数年前、こんなに日常的に海外の情報が目に入って来ることはあまりなかった気がします。
ネット社会ではいつでも海外の人とコミュニケーションが簡単にとれる時代です。
英語に関してわからない事があればネイティブに直接質問することも出来ますし、皆さんが海外の人に日本のことを教えることだってできます。
英語を話すに関わらず英語をアウトプット出来る機会はとても増えていますし、簡単になりました。
そんな中、皆さんの英語学習のゴールはどこにあるのでしょうか。
TOEICで900点以上、学校のテストで良い点をとる、転職に必要だから…などなど様々だと思います。
このようなゴールは学習の目的となりますし、継続するためのモチベーションにもなるのでとても良い事だと思います。
ただ、もしそのゴールに到達した時、英語に対して自信を持てなかったら少し寂しくないですか?
実際、英語の資格試験で好成績をマークしても英語が話せるようになったと実感できる人はとても少ないんです。
というのも目標が数字になってしまいがちで、なかなか得た情報をどうアウトプットするかまで考える事が出来ないため。
聞いたり見ればわかる状態で止まってしまっているんですね。
ここから先に進むにはどうしてもアウトプットの訓練が必要です。
ただアウトプットと言っても難しく考える必要はありません。
最初から一文丸々を言える必要はありません。
極端な例ですが以下の文を見てください。
“What do you do.”(仕事は何をしていますか)
“Lawyer.”(弁護士)
もし、上の文のように「仕事はなんですか。」と聞かれた場合、一文を組み立てようとして返事をするのに時間がかかってしまうなら“Lawyer.”と答えるだけでも通じます。
もちろん全ての会話でこのような状態はよくありませんが、まずは“Lawyer.”がさっと出てきて言えることが重要です。
実際の会話ではテストのように考える時間をとることはできません。
常にアウトプットを行える状態にいる事が重要です。
そのアウトプットをよりスムーズに行う為に重要なのが英語を意味ごとのかたまりでとらえ、それを正しい文法で組み立てられるようにすること。
ですが、どうしても私たちは日本語で考えたものを英語にリライトしていく癖があるので、一定レベル以上の文章ではこの作業が非常に難しく感じます。
例えば「父は私を野球選手にさせたかった」を英語にすると
“My father wanted to make me a baseball player.”
と言う文になります。
ではこれを英語の語順で日本語に直してみましょう。
「私の父は・したかった・させることを・私を・野球選手に」
となります。
では通常の日本語と、英語の語順の日本を並べてみましょう。
「父は私を野球選手にさせたかった」
「私の父は・したかった・させることを・私を・野球選手に」
こう比べると、英語と日本語の語順が大きく違うのがわかると思います。
この違いこそが私たちを苦しめる大きな原因です。
ですので、英語の豊富な知識を持っていてもこの壁を超えないと英会話などのアウトプットで上手く使いこなすことが出来ないのです。
なので、普段から英語をチャンク単位(ひとまとまりの意味)で組み立て、それを英語の語順でつなぎ合わせていく訓練が重要になります。
もし英語に中々自信が持てないという方は、今の目標に加えチャンク単位で英語を考え吸収した知識をアウトプット出来るという目標を付け加えてみてはいかがでしょうか?
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