以下の手順で学習を進めれば、誰でも、英語が無理なく話せるようになり、早口の英語が聞き取れるようになり、英語ということばの姿が見えてきます。
じっくり読んでみてください。
☆☆ 手順1 ☆☆
「聞き流し暗記」を行う
まず、英語上達の第一歩は、中学レベルの基本例文を完全に暗記することです。但し、文字を見て覚えるという今までのやり方は効率が悪いのでやめましょう。ことばは「音」で覚えるのが最も記憶に残ります。
『Jump-Start!』の「聞き流し暗記」では、英文を細かく分割した「和訳」と「英語」の「音」が交互に流れ、最後に英語の全文が流れます。この音声を何度も聞くことで、「耳」から自然に英語が覚えられます。
一般的な「聞き流し」教材と、『Jump-Start!』とは大きく異なります。
一般的な「聞き流し」教材は、英語と和訳の「全文」が「英語→和訳」の順番で流れます。人間の脳は一度に4秒以上の情報を記憶することが困難なため、4秒以上かかる「全文」は反復を大量に行わないと記憶ができません。
これに対して、『Jump-Start!』は、4秒以上の「全文」の音声を、3秒以内の小さな情報に分割して流します。その結果、記憶に残りやすく、反復の回数がぐっと減ります。
また、「和訳」が先に流れるので、次に流れる英語の意味がわかりやすく、「英語」が強く記憶に残ります。
多くの英語教材が採用している「英語→和訳」の音声は、「英語の意味がなんとなくわかれば良い」という場合の学習方法です。「英語を話せるようにする」という場合は、「和訳→英語」の方が、はるかに効果的です。
☆☆ 手順2 ☆☆
「瞬時英訳テスト」を行う
「聞き流し暗記」により、例文が「音」で記憶に残るようになってきたら、和訳の後で英語を話すトレーニングをします。これを「瞬時英訳テスト」と呼びます。
「瞬間英作文」という学習方法がありますが、『Jump-Start!』とは全く異なります。「瞬間英作文」は、「日本文全体」を「英文全体」に瞬間的に置き換えるため、頭の中で高度な「翻訳作業」を行う必要があります。そのため、中学レベルの英作文にもかかわらず、高校レベル以上の文法力と単語力が必要になります。
これに対して、『Jump-Start!』では、英語の語順に従い、小さく区切って置き換えていくため、中学レベルの文法や単語があやふやでも無理なく英作文が行えます。また、英語の語順で置き換えていく時に、英語の語順や文型、修飾関係を無意識に身につけることになるので、「文法」が「音」と共に、感覚的に身につきます。
☆☆ 手順3 ☆☆
「タイムトライアル」に挑戦する
「瞬時英訳テスト」で「なんとか言える」ようになった基本例文を、つっかえたり、止まったりせず、すらすら言えるように、制限時間を設けて口に出すテストを行うのが、この「タイムトライアル」です。
制限時間内に余裕を持って言えれば、『Jump-Start!』の基本例文が全て「自動化」できたことになります。基本例文が自動化できれば、その例文の中の単語を変えて別の英文を作り出すことも可能です。つまり、英語を話すための「土台作り」が完成したことになります。
実は、この「タイムトライアル」は、ネイティブの子供が英語を身につけていく過程で無意識に行っていることでもあります。
☆☆ 手順4☆☆
「音の変化」の5法則を覚える(*有料課金)
「タイムトライアル」で時間内に例文が言えない原因は、あなたが英語を「1語ずつ発音している」からかもしれません。
例えば、Can I を「キャン」「アイ」と1語ずつ発音したり、want you to を「ウォント」「ユー」「トゥー」と3語で発音したりすると、自然な英語の発音に比べ、倍近くの時間がかかります。ネイティブと同じように、Can I を「キャナィ」とひとかたまりで発音し、want you to を「ウォンチュル」とひとかたまりで発音すれば、タイムトライアルが楽々とクリアーできます。
このような発音を日本人が身につけるのは難しい、と思うかもしれませんが、実はとても簡単です。この「音の変化」は5つの簡単なルールにまとめることができ、誰でも簡単なトレーニングで身につけることができるのです。
音の変化や省略の仕方がわかると、今まで全く聞き取れなかった「早口の英語」も聞き取れるようになります。
☆☆ 手順5 ☆☆
「文法・表現説明」を確認する(*有料課金)
これまでの英語学習は、大雑把に言うと、次のどちらかです。
(A) 全く文法の説明をせずに、「理屈抜きに覚えなさい!」という英会話学校の教え方
(B)文法を学んでから例文で確認する、という受験英語の教え方
しかし、その結果、日本人はいつまでたっても、簡単な英語もしゃべれないし、聞き取ることもできません。
これに対し、『Jump-Start!』では、まず、基本例文を「音」で覚えた後で、その例文に含まれる「文法と関連表現」を学ぶという順番にしています。この順番で指導をすると、英語が話せて、聞き取れて、文法も理解している、という学習者がどんどん増えます。
まず、「ひな型の英文」を「音」で覚える。そして、その英文の作り方や関連表現を詳しく知りたいと思った時点で、説明を読む。この「興味が湧いたら調べる」という手順は、「やる気の出る勉強法」「身につく勉強法」であり、外国語習得における自然なプロセスです。
また、このアプリでは、各例文の「文法・表現説明」が、「文字」だけでなく、「音声」でも学べるようにしています。文字と音声の両方で学習すると、文字だけよりも、はるかによく記憶に残ります。
さらに、文法・表現説明に含まれる関連(英語)表現が、「ネイティブの発音」で確認できるので、例文だけでなく、関連表現もまた、「正しい発音」で覚えることができます。